6月の取り組み

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学生目線の求人とは!

学生に“選ばれる企業”になるために

〜キャリアコンサルタントが伝えたい、学生目線の求人の取り組み〜「エントリー数が集まらない」「面接では好感触だったのに、内定辞退された」
――そんな採用の悩みを抱える企業が増えています。少子化・売り手市場の今、採用の主導権は企業ではなく学生にあります。
だからこそ、企業が見直すべきは「伝え方」ではなく、「伝える前の理解」です。


学生が本当に知りたいのは、企業の“リアル”

説明会で企業の魅力や制度をアピールしても、学生の心には届きません。
なぜなら、学生は**「社会人経験がゼロ」**。福利厚生や理念よりも、「自分がここで働く姿を想像できるか」に重きを置いているからです。たとえば以下のような視点です:

  • どんな人が働いているか
  • どんな1日を送っているか
  • 働きながら、どう成長していけるのか
  • 困ったとき、誰が支えてくれるのか

つまり、彼らが求めているのは「リアルな安心感」。これを伝えるには、企業側が**“学生の立場に立つ”視点**を持つことが必要不可欠です。


キャリアコンサルタントの視点を採用に活かす

キャリアコンサルタントは、就職活動に悩む学生の相談に数多くのっています。
彼らの共通点は、「失敗したくない」という強い思い。
選ぶ基準が分からず、“なんとなく”で就職活動をしてしまうケースも少なくありません。だからこそ、企業側ができることは、

  • 学生の不安に寄り添う姿勢を見せる
  • “人”を伝える採用広報を意識する
  • キャリアの描き方を一緒に考える関わりをする

これらを実現することで、学生は企業に「共感」と「信頼」を抱きます。結果として、内定辞退の減少や定着率アップにもつながります。


学生に選ばれるための取り組み例

以下は、実際に効果が高かった企業の取り組み事例です。

  • 社員1人の“リアルな1日”を動画で紹介
  • 内定者インタビューを採用ページで公開
  • 社長との少人数ランチ座談会
  • OB訪問ではなく「就活相談カフェ」の開催
  • 採用広報を「企業の想い」から「学生の不安解消型」へ切り替え

これらはすべて、「学生の立場で考える」ことから生まれたアイデアです。
テクニックやPRの前に、心のスタンスを整えることが大切なのです。

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